【ワシントン共同】バイデン次期米大統領の就任式が20日に迫り、会場となる首都ワシントンでは18日、厳戒態勢がさらに強化された。国防総省は、過激なトランプ大統領支持者らによるテロや暴動を警戒して投入を決めた州兵2万5千人の身辺調査を決定。「内なる脅威」を未然に防ぐためで、FBIと協力して万全の態勢で臨むとしている。
米メディアによると、トランプ氏支持者らによる6日の連邦議会議事堂襲撃には軍経験者も加わっていた。議事堂で警察に撃たれて死亡した女性(35)も元空軍兵士で、大統領選の結果を認めないトランプ氏の強硬な主張が軍関係者に浸透しているとの懸念が浮上した。