【ワシントン共同】米国のメラニア大統領夫人は18日、政権交代での離任に合わせて国民向け動画メッセージを発表し「情熱を持って生きてほしいが、暴力は決して正当化されないと心に留めてほしい」と呼び掛けた。トランプ大統領支持者による連邦議会議事堂襲撃を念頭に置いたとみられるが、夫が扇動したと批判される事件そのものには言及しなかった。
夫人は「親切心や勇気にあふれた米国人を代表する機会を与えられた」と国民への感謝を表明。米国はトランプ政権下で社会の分断や白人至上主義の台頭を許したが、夫人は「私たちを分断するものに立ち向かい、憎しみより愛を選んで」と訴えた。