【ワシントン共同】米国務省のプライス報道官は23日、ロシアの抗議デモを巡る当局の弾圧を「強く非難する」との声明を発表した。反体制派ナワリヌイ氏の釈放を求めた多数のデモ参加者らが拘束されており「ロシア全土の都市で過酷な戦術が使われた」と強調。拘束された人々の釈放を求めた。
声明は、23日の抗議デモの前からロシア政府が集会や表現の自由を抑圧してきたと指摘。デモ主催者への嫌がらせや、ソーシャルメディアでの脅迫があったとした。その上で、ナワリヌイ氏の逮捕とデモ弾圧は、市民社会にさらなる制限を課す「厄介な兆候」だと批判した。