氷点下でも、屋外で食事するニューヨーカー 「安全第一、寒いのは覚悟の上」

 氷点下の寒さをものともせず、屋外で食事を楽しむニューヨーカーがいる。その様子を24日付のニューヨークタイムズがレポートした。

 マンハッタン区アッパーウエストサイドのパブ、セント・ジェームズ・ゲートの屋外テーブルでマカロニ・アンド・チーズを頬張るジェヌベーブ・フェルドマンさん(35)もその1人。気温は華氏30度。コートを3枚着込み、ジーンズの下にはレギンスを履き、ウールのソックスという出で立ちだ。「風が出てきて、寒くなってきたけど、ここに来るのが習慣だから」。

 5ブロック先のレストラン、コンスレートでは、ハンドサニタイザー持参のケイティ・オブライエンさん(38)とローレン・マイヤーさん(39)が入り口に近い席についた。 毛布をもらい、ワインを注文。10軒ほどのレストランを調べ、テーブル間に十分なスペースのある店を選んだという。「安全第一。寒いのは覚悟の上」。手袋の下に、ハンドウォーマーが見えた。

 ブルックリン区クラウンハイツのスイートブルックリンには、ビルジニー・グエビーさん(41)とノエル・キャンベルさん(36)がいた。普段は自炊が多いカップルだが、「たまには皿洗いや冷蔵庫の中の残り物を気にせず、座ってゆっくり食事がしたかった」とグエビーさん。「それに、正常感を少しでも取り戻したいと思って」と付け加えた。

写真はイメージ(Photo: Yurika Fukagawa / 本紙)

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