期待の日本人若手選手、コスモスに入団 台頭する米サッカー界で「技磨く」

「今はただチームに貢献することだけに集中したい」と力強く語る柏瀬暁選手=11日、マンハッタン区(photo: Tome)


 Jリーグの名門、清水エスパルスより、フォワード(FW)の柏瀬暁選手(20歳)が11日、米独立リーグ(NASL)のニューヨーク・コスモスへ期限付きで移籍することが決定した。契約期間は7月1日から12月末まで。
 同日、マンハッタン区内で会見した柏瀬選手は、電撃移籍について「チャレンジしたいという気持ちが強かったため即決だった」と述べ、さらに「海外に身を置くことで、メンタル面はもちろん、人間としても成長することができると思うし、それらが今後のプレーにも繋がっていくはず」と意気込みを語った。
 エスパルスの元チームメイトらからもらった激励の言葉が大きな支えになっていると言い、「フォワードとして毎試合、点を取るという気持ちで挑みたい。コスモスの力になれるよう活躍して、コスモスと一緒に成長していきたい」と語った。
 サッカーといえば欧州や南米のリーグなどが有名だが、昨今の米国サッカーの台頭は目覚ましく、日本からも木村光佑選手(29歳、MLSニューヨーク・レッドブルズ)や小林大悟選手(30歳、MLSバンクーバー・ホワイトキャップス)、山田卓也選手(38歳、NASLタンパベイ・ローディーズ)、原田慎太郎選手(32歳、USLデイトン・ダッチ・ライオンズFC)らが米国のチームで活躍している。