ANA、航空事業人員2割削減へ

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羽田空港に駐機する全日空機=2020年10月

 ANAホールディングスが航空事業に携わる人員規模を2025年度末までに3万人とし、20年度末に比べ約2割削減する計画案をまとめたことが5日、分かった。新型コロナウイルス流行による航空事業の不振を受け、人件費を抑えて効率化を目指す。

 グループ全体の4万6千人のうち、航空事業に携わる人員は格安航空会社(LCC)を除き、20年度末で3万8千人を見込む。これまで毎年3千人程度の新卒採用を続けていたが、21年度入社は約700人、22年度入社は約200人を予定している。さらに退職などの自然減が毎年2千人程度あり、25年度末までに3万人まで減らせるとみている。