米大リーグ(MLB)ニューヨーク・ヤンキースが新設するサッカーチーム「NYCフットボールクラブ」について、本拠地となるスタジアムの候補地に、ブロンクス区が名乗りを上げたことが分かった。
これまで、新たなスタジアムの最有力候補地にはクイーンズ区のフラッシングメドウズ・コロナパークが挙がっていたが、地元紙キャピタル・ニューヨークはこの計画が頓挫した模様だと報じている。
ブロンクス区のルーベン・ディアス区長は米メジャーリーグサッカー(MLS)に宛てた書簡の中で、同区内にあるヤンキースタジアムを新サッカーチームの本拠地として活用することを提案したうえで、必要であれば新スタジアム建設のための用地確保にも協力する意向を明記しているという。
同区の広報担当者は実際の候補地について、「すでに目星はついているが、MLSとの公式的な交渉が始まっていないため、まだ公表はできない」としている。
NYCフットボールクラブは、ヤンキースが英プレミアリーグのマンチェスター・シティFCとの共同出資のもと発足させるもので、2015年からMLSに参戦する予定となっている。