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共同通信
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【イスタンブール共同】チュニジアのサイード大統領は29日、女性のナジュラ・ブーデン・ラマダン氏を首相に指名し、早急な組閣作業を命じた。国営TAP通信が伝えた。女性首相は同国初となる。サイード氏は7月下旬に新型コロナウイルス対策の混乱を理由に当時のメシシ首相を解任し、国民代表議会の停止を発表していた。
チュニジアは11年の民主化運動「アラブの春」で長期独裁体制が崩壊。議会選や政権交代を経て、アラブ諸国の民主化の成功例とされてきた。しかし経済低迷による国民の不満を背景にサイード氏が自身の権限を強化する動きを強め、主要政党から「クーデターだ」と批判されている。
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