ユニオンスクエアの商業使用OK 有名シェフのレストランもオープンへ

市民の憩いの場であるユニオンスクエアパーク(photo: Tome)


 マンハッタン中間控訴裁判所は18日、マンハッタン区にあるユニオンスクエアパーク内での飲食店の営業とクリスマスマーケットの継続を許可する判決を下した。
 公園のスペースは市民、特に子どもたちのために維持されるべきとして、商業的使用に反対してきた地元住民と、計画を進めようとするニューヨーク市側の5年にわたる争いに、今回決着が付いた形だ。
 同市公園局長のベロニカ・ホワイト氏は、「公園は市民に開放された空間であり、飲食店やマーケットなどはそこに欠かせない施設として長年受け入れられてきた」とし、今回の判決を歓迎した。
 一方、計画に反対してきたユニオンスクエア地域連合のメンバーは、今回の決定を大変残念だとし、声明の中で「ブルームバーグ政権とユニオンスクエアパートナーシップは、子どもたちから大切な遊び場を奪うことになる今回の計画を不名誉なものと思うべきだ」と憤りをあらわにした。
 計画によれば、公園北側にあるパビリオンには、ハンバーガーチェーン、5ナプキンのシェフ、サイモン・オレン氏が手掛ける200人収容のレストラン「Chef Driven Market」が開店する予定となっている。