10歳女児に性的暴行を加えたとして、ニューヨーク市警察庁(NYPD)は19日までに、ブロンクス区在住の小学校教員、アンソニー・クリスクオロ容疑者(40歳)を強姦罪の疑いで逮捕した。
調べによると、女児は容疑者の教える公立学校PS386に通う5年生だった。2人は4月から携帯電話などを利用してやり取りをしていたといい、クリスクオロ容疑者はこの間に少なくとも2回以上、女児にみだらな行為をした疑いがある。
最近の犯行は17日に発生。容疑者はこの日、女児を連れ出すために女児の両親に校章入りの公式手紙で「優秀な学生に贈られる賞の授賞式に連れて行く」という虚偽の報告をし、校内の駐車場に停めた自身の車の中で女児に暴行を加えた。
不審に思った母親が女児の携帯電話から容疑者とのやり取りを発見したことで、一連の犯行が明るみに出た。
学校側にはPTAなどから怒りと不安の声が多数寄せられた。ニューヨーク市では教師と未成年の教え子をめぐる性的暴行事件が相次いでいることから、市教育局による対策が急務となっている。