エミネムが 処方薬中毒の壮絶過去を告白!『あと2時間遅かったら死んでいた』

イラスト:中村もとこ


 人気ヒップホップミュージシャンのエミネム(40歳)が、ドキュメンタリー映画「How To Make Money Selling Drugs」に出演し、処方薬中毒に長年苦しんだあげく、過剰摂取で命を落としかけたという壮絶な過去を語った。
 「初めて(鎮痛剤の)バイコディンを飲んだ後は、すべてがメロウに感じられただけじゃなく、痛みがきれいに消えたんだ」と話すエミネムは、常用した結果、自分でも気付かないうちに手に負えない状態になっていたという。「周りの人は警告しようとしてくれた。でも俺は、『ここから失せろ』『そんなことをこの俺に言うなんて頭がおかしいんじゃないか』っていう感じだった。ヘロインやコカインやクラックをやってるわけじゃないんだ、ってね」
 その後、鎮痛剤や精神安定剤など一度に大量摂取したエミネムは危篤状態に陥り、病院に救急搬送されることに。「あと2時間遅ければ、死んでいた」というほど、深刻な状態だったという。さらにその後は、「3週間ぶっ通しで一睡もしなかった」という強烈なデトックスも体験したそうだ。
 今は「多くのことを学びながら、成長している過程」だというエミネム。「昔は、薬物抜きでハッピーになれるなんて信じられなかった。でも今は、〝絶対に良くなるから〞ってみんなに伝えようとしてるんだ」と結んでいる。