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MTA指令センター、使用されず
雨漏り、トイレには害虫繁殖

MTAが2019年6月、8600万ドルをかけてブルックリンに建設した運行指令センターが2年以上使用されていないことが明らかになった。ニューヨークポストが17日、伝えた。
関係者によれば、NASAのような最先端だった建物は雨漏りがして、電気系統にも欠陥があり暖房が効かない上、トイレには害虫が繁殖しているという。配車担当者たちが通りの反対側にある現庁舎からの移転を拒んでいる。MTAの担当者は開業時期について「来年の前半になった」としている。
職員からは「建物はボロボロだ。屋根からの雨漏りもあり、誰もいない。そこで働くことを拒否している」「暖を取るために電気ストーブをつけなければならない」などと、不満の声が漏れる。
ポスト紙が入手した写真では、人がまったくいない空間でコンピューターが稼働し、複数の巨大スクリーンには、ケーブルテレビが映し出されている。暖房と換気システムは稼働しており、数千ドルものケーブルテレビ代が支払われているという。
指令センターは、最先端のバス無線システムを導入し、利用者へのサービス向上を目指して建設。当初は5500万ドルをかけ、17年に完成する予定だった。排水システムやスプリンクラーシステムに問題が見つかり、完成は19年6月にずれ込んだ経緯がある。
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