空港食品会社大手OTGがこのほど、ニューヨーク市近郊の空港内に米電子機器大手アップルの人気タブレット型端末「iPad(アイパッド)」を導入し、飛行機を待つ乗客が無料で利用できるサービスを提供して話題となっている。
同社はこれまでに、ラガーディア空港のデルタ航空のターミナルCとD内に合計1000枚のアイパッドを導入。ゲート付近やテーブル、バーなどに置かれたアイパッドにはOTG独自のインターフェイスが用いられており、旅客はフライト状況をチェックしたり、食べ物を注文することができる。また、ネットサーフィンやゲームも無料で楽しむことができるという。
OTGによれば、アイパッドの無料利用サービスを導入したターミナルでは、同社が提供する食品の売り上げが20%増と大幅に伸びたという。
OTG広報担当のショーン・アジズ氏はこのサービスについて、「旅客のみなさんに素晴らしい体験を楽しんでもらうことが目標」と語り、今後は他の空港でも7000枚以上のアイパッドを導入する予定であると明らかにしている。