Published by
【パリ共同】欧州人権裁判所(フランス・ストラスブール)は17日、ロシアの反体制派ナワリヌイ氏を即時に釈放するようロシアに求める決定を発表した。生命の危険を訴えるナワリヌイ氏の申し立てを受け、暫定措置として認めた。
決定は16日付。裁判所は「(ナワリヌイ氏の)拘束の状況や、生命への危険の性質や程度を踏まえた」と決定理由を説明した。ロシア政府は「内政干渉に当たり、従わない」との考えを示している。
ナワリヌイ氏は昨夏にロシア国内で毒殺未遂に遭った後、療養先のドイツから1月17日に帰国し、直後に逮捕され、20日に同裁判所に釈放を求める申し立てを行った。