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共同通信
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防衛省は12日、海上自衛隊の護衛艦いなづまがオーストラリア海軍のフリゲート艦ワラマンガに対し、四国南方で10~12日に共同訓練をした際、安全保障関連法に基づく「武器等防護」を実施したと発表した。同省によると、米軍以外を対象とする初めてのケースとなった。
武器等防護は平時から他国の艦艇や航空機を守る活動で、2016年の安保法施行で自衛隊の任務に加わった。これまで個別の実施例の公表はなく異例の対応。日豪両政府は中国の台頭を意識し、防衛協力を強化している。日本側には米軍以外にも連携の幅を広げたことを示し、対中けん制とする狙いがある。
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