貸会議室 業界最大手がNY進出 オープニングを300人が祝う

NY進出の想いを語る代表取締役社長 河野貴輝氏= 24日(photo:Koike)


 貸会議室で業界最大手の株式会社ティーケーピー(本社:東京都新宿区)が24日、ニューヨークカンファレンスセンターのオープンに伴う祝賀会を開催。日米の関係者約300人が集まり、その門出を祝った。
 同センターはタイムズスクエアとブライアントパークのほど近くにあり、地下1階、地上2階のスペースに大小12を数える貸会議室が並び、5〜6人のミーティングから約300人のパーティーまで、さまざまなシーンに対応する。
 同社代表取締役社長の河野貴輝氏はあいさつで「東京を超えるマーケットは、ニューヨークしかない。これまで培ってきたノウハウと日本のホスピタリティーで勝負していきたい」と想いを込めて語った。また「建築法、消防法、業者の仕事の仕方などの全てにおいて、これまで展開してきた日本やアジアの都市とは異なり、壁は高かった。その上、ハリケーン『サンディ』の影響を受け、昨年中にオープンする予定が資材の遅れなどから工事がストップするなどの困難もあったが、あきらめることはなかった」と振り返る河野氏。今後は、米国の他の都市や欧州での展開も視野に入れている。
 立地の良さ、日本のおもてなしの心を大切にしたサービス、リーズナブルな価格設定などに、来場客からは高い関心と期待が寄せられた。
 同社は2005年創業、現在、全国に1050室以上を持つ。また、香港やシンガポール、上海でも展開・成功を収めてきた。

使用目的や人数に合わせて選べる12の貸会議室(提供写真:株式会社ティーケーピー)