Published by 共同通信
【ワシントン共同】イエレン米財務長官と国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は8日のオンライン対談で、新型コロナウイルスによる景気後退がもたらした男女間の不平等を早急に是正するべきだとの認識で一致した。女性の方が失業や所得減少のより大きいリスクにさらされているとして「極めて不公平だ」と訴えた。
女性トップ2人による対談は「国際女性デー」に合わせて開かれた。イエレン氏は「この危機が低スキルの女性や少数派に与えた影響は悲劇的なものだ」と強調。手厚い支援がなければ「恒久的な傷痕」が残るとして、総額1兆9千億ドル(約200兆円)の経済対策への賛同を求めた。