東京大空襲の朝鮮人犠牲者を追悼

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東京都墨田区の都慰霊堂で開かれた東京大空襲朝鮮人犠牲者の追悼会=13日午後

 1945年の東京大空襲から10日で76年を迎え、約10万人の犠牲者のうち1割を占めるとの指摘もある朝鮮人犠牲者の追悼会が13日、東京都墨田区の都慰霊堂で開かれ、約70人が参列した。新型コロナウイルス禍の影響で、初めてインターネットでも生中継した。

 追悼会は2007年から毎年開催。追悼の言葉を読み上げた在日朝鮮人の大学生趙韶華さん(20)は「全ての朝鮮人犠牲者に深い哀悼の意を表したい。歳月が流れ世代が変わっても、強制連行の歴史を忘れない。過去の犯罪を清算させる闘いを続けていく」と述べた。民族弦楽器「ソヘグム」による演奏もあった。