ニューヨーク市消費者局(DCA)のジョナサン・ミンツ委員長は16日、ジョン・F・ケネディ(JFK)国際空港とラガーディア空港で3日間にわたって実施された荷物重量計検査についての結果を発表。全航空会社の重量計733台のうち96%が市の計量法に準拠し、正確だったことを明らかにした。規定を超える誤差が見つかった28台については使用停止と修理が命じられ、最終的には規定遵守率が99%以上となった。
ミンツ氏は発表に際し、「機内への持ち込み荷物には重量制限があり、チェックイン時に預けると追加料金がかかるため、重量測定の正確性は利用客にとって重要な懸念事項だ」と検査の理由を説明。「今回、当局の検査官が両空港で使われているすべての重量計を検査し、正確でないものは撤去した」と強調した。
ニューヨーク市計量法では、1ポンド以上の誤差がある重量計の使用を禁じており、正確でないものはただちに使用を停止し、5営業日以内に修理することが定められている。
DCAは空港だけでなく、同市内の食料品店、倉庫、コインランドリーなどで年間1万7000件以上の重量計の検査を行っている。これにより、市内の重量計のうち約99%が正確であることがすでに判明している。