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【スエズ共同】国際海上交通の要衝、エジプト北東部のスエズ運河をふさぐ形で座礁したコンテナ船「エバーギブン」(全長400メートル、幅59メートル)の離礁作業は24日夜(日本時間25日午前)も続いた。タグボートでけん引できなければ、船体を浮上させるため貨物を降ろすことも検討するとみられ、往来遮断の長期化に懸念が広がっている。
エバーギブンは愛媛県今治市の正栄汽船が所有し、台湾の海運会社が運航。スエズ運河の管理当局によると、24日は接岸した船首付近の土を重機で掘り、8隻のタグボートを使って船体の移動を試みた。新たに危機管理委員会を設置して対応を急いでいる。