ニューヨーク州検察局は13日までに、ハリケーン「サンディ」で自宅が倒壊したと虚偽の申請をし被災基金を受け、ホテルに長期滞在していたとして、クイーンズ区在住のアーティスト、カタリナ・キュラトロ被告(48歳)を詐欺罪で起訴した。
キュラトロ被告は、同区フレッシュメドウズの自宅が被災し住めなくなったと当局に申し出、ブルックリン区やクイーンズ区のホテルに9カ月以上滞在していたが、実際には2軒の自宅を所有していた。
ホテルの滞在費はハリケーン被災基金から支払われており、これまでに被告が受給した総額は8万3000ドル以上と推定される。
被災基金からはホテルの滞在費に加え、食費として月々3590ドルが支払われていたが、同被告はこれを電子機器や衣類・装飾品の購入費に充てていたとみられる。
また被告は2011年に発生したハリケーン「アイリーン」の際にも自宅屋根に穴があいたとの虚偽の被害申請を提出し、7700ドルを受け取っていたことも判明した。
この他にも所有する車が被災して全壊したとする保険会社への申請など、さらに余罪が出てくる可能性がある。