「ブロードウェーの幕を開けよう」
劇場関係者対象のワクチン接種所を設置へ
ニューヨーク市のデブラシオ市長は25日、向こう数週間のうちに劇場関係者を対象としたコロナワクチン接種所を設置すると発表した。25日付、amニューヨークが報じた。この秋にはブロードウェーの劇場を全面的に再開したい考えだ。
「今年は回復の年。パーフォーマーやアーティストなどの文化的なコミュニティーが先導し、市民を励まして、インスピレーションを与える」とブラシオ氏は指摘。「幕を開けて、観客を呼び戻そう」と呼びかけた。この接種所はブロードウェーの劇場街にできる。オフ・ブロードウェーの関係者には、専用車による移動接種所を使ってもらう。劇場が再開した時には、周辺にコロナ検査施設をポップアップ形式で設ける計画もある。
市の劇場関係者は10万人。クオモ知事は定員の33%までの人数制限付きで劇場の屋内上演を認めている。ただ、マスクなどの防御器具や、ワクチン接種証明、陰性反応証明などをどのように使って、劇場関係者の安全を確保していくかは定かではない。デブラシオ氏は秋までに人数制限を撤廃したい意向で、「州には速やかに、明確なガイダンスを発表するよう要請している」と話している。
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