クオモ知事の最高幹部らに召喚状
司法局がセクハラ疑惑の捜査進める
ニューヨーク州司法局は、クオモ知事のセクハラ疑惑を巡り、最高幹部を含む複数の側近に召喚状を発行した。28日付ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
この側近には、知事秘書の メリッサ・デローサ氏も含まれる。デローサ氏は州の政治に関与して20年のベテラン。2013年からクオモ氏の側近となり、省局を束ねる幹部職員まで上り詰めた。クオモ氏に反対する政治家やジャーナリストを電話で口汚くののしることもある。
昨年12月、元側近のリンゼー・ボイランさんが最初のセクハラ告発を行った際、ボイランさんの個人情報を記載した書簡をまとめたり、他の側近にボイランさんに関する情報の提供を求めたりしたとされている。
クオモ氏をセクハラで告発しているのは元側近が3人、現側近が2人。その中の1人、元側近のアナ・リスさんは最近司法局の調査を受けた。「調査官は、デローサ氏が圧力をかけたかを探っているようだった」との感想を漏らしている。
デローサ氏の弁護士は直接コメントせず、クオモ氏側の弁護士、ポール・フイッシュマン氏が「司法局が書類を召喚し、政府関係者に証人として質問するのはよくあること。驚くに値しない。別に深い意味もない」と代弁した。司法局はコメントの求めに応じていない。
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