MoMA、彫刻庭園を一般開放 9月から毎朝無料で
ニューヨーク近代美術館(MoMA)はこのほど、9月より毎朝、同館併設の彫刻庭園を一般開放すると発表した。
MoMAの中庭である「アビー・アルドリッチ・ロックフェラー・スカルプチャーガーデン」を見学するには通常、入場券が必要だが、9月9日から毎日午前9時〜10時15分までの時間限定で、一般に無料開放する。見学者はこの時間帯であれば、54丁目(5番街と6番街の間)にある西ゲートから中庭へ直接出入りすることができる。また中庭では、コーヒーなどの飲み物も販売される予定。
同館の広報担当者は、「市内で最も愛されている屋外スペースのひとつであるこの彫刻庭園で、ニューヨーカーにも観光客にも朝の優雅なひと時を過ごしてもらいたい」と話した。
MoMAの中庭ではことし5月〜7月まで、空間アートの特別展「レインルーム」を開催していたが、一度に入場できるのは10人と制限されていたため、連日入場待ちの長い列ができ、平日でも待ち時間は4〜5時間であった。