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地下鉄駅や車両、線路で放火多発
精神疾患、ホームレス問題が根底に
ニューヨーク市の地下鉄網で、放火事件が多発している。ザ・シティが2日、報じた。
MTAによれば、昨年、地下鉄駅や線路、車内で1006件の火災が発生。パンデミック前と比べ、乗客数は半減しているものの、火災発生件数は前2020年と比べて12%増えている。2019年比では40%増加した。
1月31日朝、アッパーマンハッタンのダイクマン・ストリート駅近くの線路で火災が起き、インウッド-207番街と168番街の間のA線の運行が一時中断された。同日夜、クイーンズ区ジャクソンハイツのルーズベルト・アベニュー-74番街駅では、ごみが燃えているのが見つかり、E・F両線の車両が減速を強いられた。2月1日の夕刻のラッシュ時には、セントラルパーク・ノース-110丁目駅での線路火災で、2・3両線で遅延が発生。1線では今週、ワシントンハイツの181番街駅のプラットホームで2日昼ごろの火災を含め、複数の火災が発生していた。
MTAは、駅での多くの放火事件が破壊行為に起因するとして、増加する線路侵入者を減らす方法を検討するための対策本部を1月に設置した。メンタルヘルスとホームレス問題が事件の根底にあるとも考えられており、ホークル・ニューヨーク州知事とアダムズ・ニューヨーク市長は1月、多くのメンタルヘルスワーカーと警察官を地下鉄網に派遣する計画を発表した。
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