特急事故原因の究明本格化

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特急列車の脱線事故現場で作業する救助関係者ら=3日、台湾・花蓮県(ロイター=共同)

 【花蓮共同】台湾東部・花蓮県の特急列車脱線事故で台湾当局は救助活動を終え、捜査機関は3日、本格的な事故原因究明に乗り出した。林佳竜交通部長(交通相)は捜査機関の証拠収集終了後に現場の復旧作業に着手すると表明。台湾鉄路管理局は9日の運行再開を目指すとしている。

 行政院(政府)は3日から3日間、全国の政府機関などで半旗を掲げ、犠牲者に哀悼を表するとした。

 政府の中央災害対応センターは2日夜に初期調査を発表。整地業者の運転手が現場近くの坂道に作業車を停止した際にパーキングブレーキをかけ損なったため作業車が斜面を滑り落ち、線路をふさいだのが原因との見方を示した。