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「世界のミフネ」作品、NYで上映
「七人の侍」「羅生門」など33本
ウォール・ストリート・ジャーナルは、日本を代表する俳優・三船敏郎が出演した「七人の侍」や「羅生門」など33本の映画が、ロウワー・マンハッタンの「フィルム・フォーラム」で11日から上映が始まったのを大きく取り上げた。キャサリン・ヘプバーンやハンフリー・ボガート、マーロン・ブランドと並び、大きな存在感を放つ俳優として、映画ファンなら誰でも名前を挙げると紹介。在米日本人にとって「世界のミフネ」をあらためて知る貴重な機会となりそうだ。
記事では、黒澤明監督の数多くの映画に主演した三船を「主役でも脇役でも発揮した独特の存在感は、今も変わらずに魅力的だ。男女を問わず、後にも先にも、これほどハリウッドスターに似ている日本の俳優はいない」と称賛。日本の俳優は海外でほとんど知られていない中、ミフネの名前はまったく衰えていないと指摘した上で「静かな力強さや美貌、鋭い眼差し、そして生来の威厳を持つミフネは独特で、日本の男らしさを映画的に体現した存在だ」と激賞している。
今回のイベントは「ミフネ」と題し、国際交流基金との共催で3月10日まで開催。「赤ひげ」や「椿三十郎」など黒澤映画の全主演作16本をはじめ、「宮本武蔵」、チャールズ・ブロンソンやアラン・ドロンと共演した「レッド・サン」、「太平洋の地獄」などの海外作品も上映される。
詳細は、https://filmforum.org/series/toshiro-mifune#now-playing
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