ロンドン、ミラノ、パリと並び、「世界4大コレクション」として知られるファッションの祭典「ニューヨーク・ファッションウイーク(メルセデス・ベンツ主催)」が5日、ニューヨーク市内で開幕した。11日までの期間中、リンカーンセンターを中心に、250以上の関連イベントが開催される。
世界の一流デザイナーからニューヨーク出身の新鋭までが、2014春夏コレクションを披露。今コレクションのトレンドとして、「花柄」「青色」「プリント柄」を取り入れたデザインが多いようだ。
詳細は、www.newyork.mbfashionweek.comまで。
知ってた? NYFWに関する8つのトリビア
5日に開幕した「ニューヨーク・ファッションウイーク(NYFW)2014春夏コレクション」。世界中のファッション業界の関係者やメディアが一堂に会すこの華やかなイベントに憧れる人も多いはず。
今回は、ファッションウイークにまつわるトリビアをご紹介。
①NY市にとってNYFWは大きな収入源
市の経済開発局によると、NYFWの開催中に同市を訪れる人々の消費金額は年間5億3200万ドル。経済効果は8億6500万ドルに上る。
②ファッションショー一切の資金はデザイナーが負担
NYFWに出展する際、デザイナーが会場やモデル、スタイリストなどの費用一切を負担。NYなら、1時間の場所代だけでも1万5000ドル〜5万ドルが必要となる。
③チケットの一般販売は基本的に「0」
入場できる人数が限られているため、チケットのほとんどはセレブやファッション雑誌のエディター、業界関係者に渡ってしまう。ただし、業界関係者のコネがあれば入りやすい。
④公認カレンダーはある女性が65年以上製作
ランウエイショーからアフターパーティーまで、NYFWのあらゆるイベントのスケジュールを調整してひとつのカレンダーにまとめているのは、ルース・フィンレイさん。1945年以来ずっとこの仕事を一手に引き受けている。このカレンダーの予約購入額は年450ドル。
⑤ランウェイの形
なるべくたくさんのVIP客が前列に座れるように考え出されたのがU字型のランウェイ。
⑥30歳以下とは限らない出演モデル
昨秋行われたNYFWでは、82歳の女性モデルが2つのショーに出演。また過去には85歳の女性も出演し、脚光を浴びた。
⑦開催地によって違うモデルの歩き方
NYFWでは、モデルは比較的機敏にそして速くランウェイを闊歩する。一方パリコレでは、優雅にしっとり歩くのが特徴。
⑧グーグルグラスが初登場
マリクレールのクリエーティブディレクター、ニーナ・ガルシアさんが今回、グーグルグラスを体験。ショーの裏側の様子を実況する。