コロンビア大学ビジネススクールは8月28日、急速に変化するビジネス市場に対応することと、企業家的精神およびリーダーシップの重要性に重点を置くため、今秋の新学期に入学する新入生が受講するMBAプログラム(経営学修士課程)の必修科目の再編成を行ったことを発表した。これにより学生たちは、目指す職業に合った講座を選択科目として履修することが可能となり、夏季のインターンシップに備えることができるようになる。また、新入生を対象としたオリエンテーション期間中に、リーダーシップ講座の単位を修得することができる。
同校はさらに、技術講座のコンポーネントをオンラインにし、重要なデータとそのデータのビジネスにおける重要性に重点を置くよう、意思決定モデル講座を改良した。加えて、企業家的思考がより身に着くよう、講座の内容改正を行ったほか、さまざまな観点から企業を分析し現実的な問題を解決するためのケーススタディーを、いくつかの異なった講座で採り入れた。
再編成のきっかけは、既存のMBA必修科目について検討するため、1月に結成された教授委員会の提案によるもの。同委員会は再編成にあたり、在校生、卒業生、学生募集担当者らの意見を考慮した。
昨春、委員会は再編成された必修科目内容に全会一致で賛成したが、その後、採用にあたり教授陣全員の承認を得た。