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【シンガポール共同】シンガポールのヘン・スイキャット副首相兼財務相は8日、リー・シェンロン首相の後継候補から退くと表明した。新型コロナウイルス流行前は、リー氏は来年で引退するとみられていたが、先延ばしされる可能性がある。今後リー氏が率いる与党、人民行動党は40~50代の現役閣僚を軸に後継候補探しに着手する。
リー氏はこの日の記者会見で「(次世代の政治家の中で)バランスと調和を重んじながら誰が一番結果を出せるか」を重視するとして、選定には少なくとも数カ月かかると指摘した。
リー氏は国父リー・クアンユー初代首相の長男。