アジア系高齢者と女性にタクシー代 2日間で10万ドル以上集まる

 

 

アジア系高齢者と女性にタクシー代

2日間で10万ドル以上集まる

 

 全米でアジア系住民に対する暴力が増加するなか、ブルックリン区のアジア系女性が、インスタグラムでアジア系の高齢者や女性のためのタクシー代を募り、2日間で10万ドル(約1096万円)以上を集めた。6日付ニューヨークポストが報じた。

 通勤途中に、反アジア的な暴言を吐かれることや暴力をふるわれることに対して怯えていたマディー・パクさんは、タクシーを利用するという選択肢があることを知っていたが、経済的理由によりタクシーを利用できない人たちがいることに気付き、友人の協力を得て、インスタグラムに@CafeMaddyCabを立ち上げた。

 パクさんは自費2000ドル(約22万円)を投じ、公共交通機関を利用することに恐怖を感じているアジア系の高齢者や女性に、タクシーを利用し、パクさんのVenmoにチャージするよう、同ページで呼びかけた。同ページは急速に成長し、わずか2日間で、寄付金が10万ドルに達した。

 NYPDによると、偏見に基づくものと考えられるアジア人に対する攻撃が、3月に26件報告されていた。ミッドタウンでは先日、通行人が傍観するなか、アジア人女性がビルの前で残酷に殴打されるという事件が起きている。その翌日には、タイムズスクエア駅に向かう地下鉄の車内で、アジア人の女性が、3人の子どもの目の前で唾を吐きかけられ、暴言を吐かれるという事件が起きた。

Cafe Maddy Cabホームページのスクリーンショット(https://stimulus.app/#donate-cafemaddycab)

 

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