フードデリバリーアプリ回避を模索 飲食店が独自の注文・配達システムを

 

 

フードデリバリーアプリ回避を模索

飲食店が独自の注文・配達システムを

ニューヨーク市内のドアダッシュ配達員、マンハッタン区22丁目で撮影(Photo: Mitsuru Arakawa / 本紙)

 

 ドアダッシュやグラブハブなどの、アプリを介したフードデリバリーサービスの第三者企業に料金を支払うことに不満を持つニューヨーク市の一部の飲食店は、これらのサービスを回避する方法を模索している。12日、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

 パンデミックの下、オンラインによるフード注文が一般的となった現在、一部の飲食店は、第三者企業によるサービスを回避し、独自で同様のプロセスを引き継ぐことを望んでいる。

 現在、市内では、Lunchbox(ランチボックス)やTraiilo(トライイロ)など、飲食店が独自のオンライン注文プラットフォームを作成し、管理、マーケティング、配達員との接続を行うことを支援する企業が出現し、急成長している。これらの企業のほとんどは、第三者企業のように、注文ごとに料金を請求するのではなく、作業に対して月額料金を請求する。ランチボックスの平均月額料金は300ドル(約3万2800円)だが、第三者企業を介するよりも、遥かに割が良いのだという。

 一方、第三者企業側は、飲食店と多くの顧客をつなぐ強力なマーケティングプラットフォームを提供していると料金の正当化を主張している。しかし飲食店側は、料金だけでなく、第三者企業を経由すると、顧客と直接つながることができないことにも不満を抱いている。


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