By 共同通信
英医学誌BMJは14日、公式サイトで「今夏の五輪・パラリンピックを再考せよ」との論文を公開した。新型コロナウイルスの収束が見えない中での大会開催に「緊急事態として再考されなければならない」と訴えた。
掲載された内容によると、開催を確信する日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)の姿勢に「利益とリスクについて透明性が欠けている。大勢が集まる国際的なイベントはまだ安心安全ではない」とした。日本のワクチン接種が遅れており、検査体制も足りないとし「政治的リーダーシップの欠如」と論じた。「世界の健康と人類の安全に日本が貢献することと矛盾している」とも指摘した。