「署名偽造を目撃」と周囲に話す

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共同通信

 愛知県知事のリコール運動を巡る署名偽造事件で、署名を水増しするアルバイトの募集に関わった広告関連会社(名古屋市)の社長が「運動事務局の関係者が署名を偽造する場面を目撃した」と周囲に話していることが20日、関係者への取材で分かった。運動事務局による組織的不正を把握していた可能性がある。

 事件では、運動事務局の幹部だった山田豪氏(52)=同県常滑市議を17日辞職=が、田中孝博事務局長(59)の指示で署名簿約500枚に自身の指印を押したと共同通信の取材に証言。署名集めを担った男性スタッフも「ボランティアの男女数人と偽造した」と認めた。