EU、米国人の受け入れ再開へ
今夏から開始の見通し
欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は25日、ニューヨークタイムズとのインタビューで、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた米国人は今夏、欧州連合(EU)域内を訪問できるようになると語った。CNNが同5日、報じた。
委員長は「私が見る限り、米国人は欧州医薬品庁が承認したワクチンを使用しており、EUへの自由な移動と旅行が可能になる」と指摘。観光旅行が再開される正確な時期や、再開方法の詳細には触れなかった。EUは1年以上前から、ウイルスのまん延防止のために、EU各国への不要不急の入国者の受け入れを停止している。
ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部のアドバイザー、アンディ・スラビット氏は「米国のワクチン接種プログラムの成功を世界が評価し、米国人にウイルス拡散のリスクがなくなったと考えられていることを示す」と主張。EUへの旅行再開は、ワクチン接種を完全に終えた人が今後取り戻す自由のひとつに過ぎず「普通の生活に戻るための鍵が予防接種であることは間違いない」とも訴えた。
米疾病管理予防センター(CDC)のデータによると、決められた回数のワクチン接種完了後、2週間以上が経過し「完全にワクチン接種を終えた」米国人は、同日時点で全体の約28%に上っている。
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