通勤者と観光客、戻ってきて!
NYPD、59丁目以南で警備強化へ
ニューヨーク市警察(NYPD)はマンハッタン区の59丁目以南で、警官を増員し、頻繁にパトロールを行うなど警備を強化する。コロナ禍で激減した通勤者や観光客が戻ってくるのを促すのが狙い。ウォール・ストリート・ジャーナルが25日、報じた。
重点地区を選び、コミュニティー支援活動を実施。市のホームレス・サービス局と協力して、ホームレス問題にも対応する。 ミッドタウンでビジネス振興を目的とする「34丁目パートナーシップ」のダン・ビーダーマン会長は「路上で大声を出したり、麻薬を利用したりするニューヨーカーが最大の問題だ」とコメント。しつこい物乞い行為も横行していると指摘する。
デブラシオNY市長は「就労者を呼び戻す時がきた」と宣言。来月から市職員のオフィス勤務を再開する考えだ。
一方、2019年に6660万人に上った観光客は、昨年2230万人まで落ち込んだ。市幹部は、3000万ドルの予算をかけて観光キャンペーンを展開すると発表。今年は3640万人まで回復させると意気込む。
非営利団体、タイムズスクエア・アライアンスのトム・ハリス暫定会長は「危険だという固定観念できてしまった。資金と人材をつぎ込み、安全をアピールして、信頼を取り戻す必要がある」と話している。
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