Lime、電動モペットをNYで導入
市内4区、順次サービス開始
自転車やeスクーターで知られるLimeは30日から、ニューヨーク市内で電動ペダル付きオートバイ「モペット」のシェアサービスを始める。ウォール・ストリート・ジャーナルが29日、報じた。
同社によると、クイーンズ、ブルックリン、マンハッタンの各区で100台のモペットを先行して導入。数週間後には500台に増やすことを目指している。その後、ブロンクス区でもサービスを拡大するとしている。
モペットを巡っては、Revelが2018年にNY市内でのシェアをスタートした。ただ、保有台数が3000台を超えてから、利用者らからの苦情や事故が増えたとい。昨年も、利用者や歩行者数人が事故で死亡した。
モペットの最高速度は、時速28マイル。利用者の安全対策として、ヘルメットがケースから取り外されていないかどうかをチェックするセンサーをはじめ、利用者が乗車前に撮影した写真をスキャンし、登録済みの運転免許証と照合する人工知能などを備えた。
NY市交通局のスポークスマンは「Limeは、Revelが採用したのと同じ安全対策を遵守することに同意した」と指摘。その上で「市議会などとも協力して、利用者の安全を守るための規制に取り組んでいく」と強調している。
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