延長決定から一夜、広がる困惑

Published by
共同通信
緊急事態宣言の延長決定から一夜明けた羽田空港。行き交う人はまばらだった=8日午前8時45分

 「終わりが見えない」「延長で感染者が減るのか」。緊急事態宣言の延長決定から一夜明けた8日、羽田空港や名古屋駅では、再び続く我慢の日々に困惑と疑問の声が上がった。

 普段なら旅行客らでにぎわう土曜の朝。空港を行き交う人はまばらで、手荷物検査の行列も見られない。旅行で富山県に向かうという横浜市の会社員(65)は「終わりが見えない。期間や内容がころころ変わると、予定も立てられない」とあきれた様子。

 名古屋駅では、仕事で大阪府に向かう愛知県知立市の男性会社員(47)が「自分も含めて周囲の危機感は薄れている。効果にあまり期待していない」と切り捨てた。