シティバイク初の訴訟、NY市が勝訴 駐輪場移動の訴え却下


 ニューヨーク市でことし5月に開始されたバイクシェア・プログラム「シティバイク」に関する初の訴訟が24日に行われ、市民や企業から成る原告側の訴えが却下され、ニューヨーク市側が勝訴したことが分かった。
 原告団はロウワーマンハッタンの公園に設置されたシティバイクの駐輪場(ステーション)について、現在の設置場所はパブリックアート用スペースを阻害するものであり、路上駐車エリアに移動すべきだと主張していた。
 これに対しシンシア・カーン裁判官は、「設置場所は他の候補地も検討した上で、正当な根拠に基づいて決定された」とする判決を下した。
 原告団はこの判決を不服とし、上告する意向を明らかにしている。
 一方、ニューヨーク市側は判決について、「シティバイクを利用する市民の勝利」としている。