Published by
共同通信
共同通信
「ヤンゴンで起こっていることを伝えたかった」。市民らへの激しい弾圧が続くミャンマーで収監中だったフリージャーナリスト北角裕樹さん(45)が14日夜帰国し、成田空港で取材に応じた。解放への支援に感謝する一方、現場を離れざるを得なかった悔しさをにじませた。
「多くの人が力を尽くしてくれた。お礼を言いたい」。半袖のTシャツ、マスク姿で成田空港に降り立った北角さんは報道陣を前に、疲れた様子ながらもしっかりとした口調で話した。
「虚偽ニュース」を広めた罪で起訴、収監されていた北角さん。「取り調べの最中に机をたたかれ、『刑務所に入れる』と脅された」と明かした。