プラ製使い捨てストロー廃止案 市議会が条例案を可決

 

 

プラ製使い捨てストロー廃止案

市議会が条例案を可決

 

 

 ニューヨーク市議会は12日、バーやデリで、プラスチック製使い捨てストローの提供を客から求められた場合に限定する条例案を可決した。大多数の議員が賛成した。13日付、ゴッサミストが報じた。

 「レジ袋、ペットボトル、フォークやナイフを含め、少しずつ、市内での使い捨てプラスチックの使用をなくしていく」とコメントしたのはこの条例案を提出したヘレン・ローゼンタール市議。2018年に全面禁止を提案したが、障害者支援団体が反対。消費者より大手企業の行動を規制すべきだとする環境保護団体もあった。今回の条例案は全面禁止に向けた一歩前進。ナチュラル・リソーシーズ・ディフェンス・カウンシルのエリック・ゴールドバーグ弁護士も「ストローを使う習慣を変える。使い捨てプラスチック依存からの脱却につながる」と評価する。デブラシオ市長は全面禁止を支持しており、この条例案に署名する見込み。署名すれば11月に発効する。

 市内には、この動きを先取りしたところもある。ブルックリン区のバークレーセンターは18年に、スターバックスも20年9月にストロー提供を自粛している。レストラン業界団体、NYCホスピタリティ・アライアンスのアンドリュー・レジー会長は「市内のレストランが環境保護に努力していることは誇らしい」と話している。


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