ワクチン完全接種者のマスク不要 19日から クオモ知事がCDC指針を採用

 

 

ワクチン完全接種者のマスク不要

19日から クオモ知事がCDC指針を採用

 

5月14日、午後、マンハッタン区ユニオンスクエアで撮影(本紙)

 

 ニューヨーク州のクオモ知事は17日、コロナワクチンを完全接種した市民はマスク着用を不要とする指針を発表した。19日から発効する。同日ゴッサミストが報じた。

 ただし、各事業主はこの指針に沿うかどうかを決めることができる。密になる可能性のある大規模イベント会場ではワクチン接種やコロナ検査の陰性の証明が必要となる可能性が強い。また、学校や病院、公共交通機関内ではマスク着用が依然求められる。

 米疾病予防センター(CDC)は先週、ワクチン接種者はマスク不要という指針を打ち出した。共同生活者や医療施設を例外としており、ワクチン接種後は2週間待つように勧めている。クオモ知事がこの指針を即時に受け入れなかったため、混乱が生じていた。知事はこの日の記者会見で「ワクチン接種を受けていれば安全だ。マスクも社会的距離も不要だ」と宣言。「CDC指針を採用する。さあ、再開しよう」と呼びかけた。ニューヨーク市保健局によると、市民の約40%がワクチンを完全接種しているという。

 一方、ニュージャージー州ではワクチン接種が遅れており、新規感染者も1日1000人を数える。マーフィー知事は「救える命があるかもしれない」と屋内でのマスク着用解除に慎重だ。コネチカット州ではいち早くCDC指針を取り入れている。


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