最高賞金500万ドルの宝くじ
NY州がワクチン接種促進に「創造的な」策
ニューヨーク州のクオモ知事は20日、ワクチン接種者に最高賞金500万ドル(約5億4500万円)の宝くじを無償付与すると発表した。
対象は、18歳以上の州住民。指定された州内の集団接種所10カ所で5月24〜28日に、ファイザー製ワクチンの1回目またはジョンソン・アンド・ジョンソン製ワクチンの接種を受けた場合に限られる。
「ワクチンはコロナを退治するために欠かせない」とクオモ氏は指摘。「ワクチン接種のペースが落ちている中、多くの州民が接種を受けるよう創造力を働かせた」と続けた。賞金は20〜500万ドル。通常は1枚20ドルするスクラッチ式の宝くじだ。指定された集団接種所には、マンハッタン区のジャビッツセンターやクイーンズ区のヨークカレッジ、ブルックリン区のメドガー・エバースカレッジ、ロングアイランドのニューヨーク州立大学ストーニーブルック校が含まれている。
ニューヨーク州は4月27日から、すべての集団接種所で予約不要にしている。宝くじがもらえる会場でも予約なしにワクチン接種を受けることができる。クオモ氏は17日には、ニューヨーク都市交通局(MTA)と協力して、地下鉄や鉄道駅構内にポップアップ式ワクチン接種所3カ所を増設など、コロナワクチン接種促進の努力を続けている。
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