旅客機を強制着陸、乗客拘束

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共同通信
ミンスクへ強制着陸させられた後、リトアニアの空港に到着したライアンエア機=23日、ビリニュス(AP=共同)

 【モスクワ、ブリュッセル共同】ベラルーシ当局は23日、ギリシャからバルト3国のリトアニアに向けて領空を飛行していた欧州格安航空大手の旅客機を首都ミンスクの空港に強制着陸させ、搭乗していたベラルーシのルカシェンコ政権に批判的なジャーナリストを拘束した。加盟国の航空機や市民が巻き込まれた異例の事態を受け、欧州連合(EU)はベラルーシを厳しく非難し、制裁を協議する方針だ。

 ロシアや欧州のメディアによると、強制着陸させられたのはアイルランドに本拠を置くライアンエア機。搭乗していたベラルーシの独立ネットメディア「Nexta」の創設者プロタセビッチ氏が拘束された。