NY倫理友の会 いまの日本をテーマにした講演も 第13回年次総会
NY倫理友の会は第13回年次総会を12日、NYアスレチッククラブで開催した。約90人が集まり、社団法人倫理研究所理事長である丸山敏秋氏の「いま日本で何が起きているのか」と題した講演も行われた。
丸山氏は、式年遷宮を迎える伊勢神宮、出雲大社の歴史をはじめ、少子高齢化や福島第一原発事故などの問題にどのように向き合い克服していくかが、今後の日本にとっての大きな課題であると指摘。また、ニヒリズムに負けない強靭さを保持するためには、同氏の祖父である丸山敏雄氏(故人)が推奨した「捨てる実践」を今こそ行うべきだとも訴えた。
総会は、理事長であるリンゼイ芥川笑子氏の司会のもと終始なごやかに進められ、菅原朋子氏の演奏による古典ハープ、箜篌(くご)の優雅な音色が流れる中、来場客らは楽しいひとときを過ごした。