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共同通信
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【北京共同】中国は権利侵害への罰金などを強化した改正著作権法を6月1日に施行する。海賊版が横行してきた中国だが、国内でも著作権意識が高まり、インターネット上の動画など創作物が多様化した社会変化を反映している。
中国では日本のテレビドラマ作品などが動画サイトに大量に無断流出しており、改正法の施行で改善が期待されている。
1991年の施行以来3度目の改正。67条から成り、著作権侵害への賠償額上限を50万元(約850万円)から500万元に大幅に引き上げた。このほか権利侵害で得た不当な利益に対し、罰金に相当する「懲罰的な賠償」も規定した。