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共同通信
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【エルサレム共同】政治混乱が続くイスラエルで、右派野党「ヤミナ」は30日、3月の総選挙を受けて中道野党「イェシュアティド」のラピド元財務相が樹立を目指す連立政権に加わる方針を発表した。野党側の連立協議が前進、国会で多数派となる公算が大きくなり、通算15年間首相を務めるネタニヤフ氏が退陣する可能性が出てきた。
ただ、野党各党は「反ネタニヤフ首相」で結束するものの、政策の違いが大きい。ネタニヤフ氏はラピド氏の組閣期限の6月2日までに野党の切り崩しを狙っており、政権交代の成否は予断を許さない。