仏捜査当局、ゴーン被告を聴取

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共同通信

 【パリ共同】フランス捜査当局は31日、自動車大手ルノーの会社資金を不正使用した疑惑を巡り、前会長カルロス・ゴーン被告(67)の事情聴取を逃亡先のレバノン首都ベイルートで始めた。同疑惑でフランス当局による被告の聴取は初めて。同国メディアが伝えた。

 事情聴取は捜査を担当する予審判事が実施。必要に応じて、数日間聴取を続ける見通し。

 フランス当局は昨年2月、本格捜査を開始。ルノーから中東オマーンの販売代理店「SBA」への不審な支払いなどに関し、会社資産乱用や背任などの疑いが持たれている。まだ容疑者は特定していない。