大島元国連大使が死去

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共同通信
2006年9月、米ニューヨークでの国連総会で演説する大島賢三国連大使(共同)

 国連大使や東京電力福島第1原発事故で国会が設置した調査委員会の委員を歴任した大島賢三(おおしま・けんぞう)氏が5月29日午前0時20分、急性大動脈解離のため東京都内の病院で死去した。78歳。広島市出身。葬儀・告別式は近親者で執り行う。

 1967年外務省入省。経済協力局長、国連事務次長などを経て2004年、国連大使に就任した。06年10月に北朝鮮が核実験を行った際は、国連安全保障理事会の制裁決議採択に尽力した。

 07年に退官後、国際協力機構(JICA)副理事長、原子力規制委員会委員を歴任。一般社団法人アフリカ協会理事長を務めていた。