技術者育成でNYをハイテクの聖地に ブルックリン区にカーネギー・メロン大学

 ペンシルべニア州ピッツバーグ市にあるカーネギー・メロン大学が2015年8月から、ブルックリン区のネイビーヤードのシュナイター・スタジオにおいて6科目の高度なハイテク技術を習得し、修士号を取得することができるカリキュラムをスタートする。ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長が20日、発表した。
 専攻科目には、ゲームデザインやコンピューターによる計算データ科学、エマージング・メディアなどがあり、毎年50人を受け入れる。1486平方メートルのスタジオで行われる同カリキュラムには、市の資金350万ドルと匿名の個人寄贈者から贈られた数百万ドルが投資される。
 同カリキュラムは、科学、技術、工学、数学の分野を強化し、同市をシリコンバレーに取って代わるハイテクの聖地とするために、同市が数十億ドルをかけて推進している政策の一環。ブルームバーグ氏は、「同カリキュラムを取り入れることにより、最先端の技術カリキュラムを提供しているコーネル、ニューヨーク、コロンビアの各大学と共に、将来的に同市をもっとも優れたハイテク技術者の育成の場として多くの優れた人材を確保することが目標」であると語った。